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値上げできない事業の共通点|価格ではなく「選ばれる理由」が問題です


「原材料費が上がっている。」

「人件費も上がっている。」

「本当は値上げしたい。」

それでも、多くの事業者は値上げに踏み切れません。

しかし、本当に値上げできない理由は、景気や競合だけなのでしょうか。

行政書士として様々な事業者の相談を受ける中で感じるのは、値上げできない事業には共通する構造があるということです。


値上げできない理由は「価格」ではありません


「価格を上げたら仕事がなくなる。」

そう考える経営者は少なくありません。

しかし、高価格でも選ばれる会社は数多く存在します。

逆に、価格を下げ続けても利益が残らない会社もあります。

この違いは何でしょうか。

答えは、

「価格」で選ばれているか、「価値」で選ばれているか。

この違いです。


共通点① 他社との違いが伝わっていない


「品質には自信があります。」

「対応は丁寧です。」

これは多くの会社が言います。

つまり、お客様から見れば、

「どこも同じことを言っている」

状態になっています。

違いが伝わらなければ、

比較されるのは価格だけです。


共通点② 商品やサービスしか説明していない


お客様が本当に欲しいものは、

商品そのものではありません。

例えば、

  • 将来の不安をなくしたい

  • 手続きを安心して任せたい

  • トラブルを防ぎたい

  • 時間を節約したい

つまり、

「結果」や「安心」

を購入しています。

商品だけを説明している会社ほど、

価格競争になりやすくなります。


共通点③ 「作業」を売っている


作業には相場があります。

しかし、

課題整理や提案、設計には相場がありません。

例えば行政書士でも、

「書類を作る人」

として認識されれば、

料金比較の対象になります。

一方で、

「事業全体を整理し、最適な契約や手続を設計する人」

であれば、

依頼される理由が変わります。

価値が変われば、

価格も変わります。


共通点④ 価格だけを考えている


値上げを検討するとき、

「いくら上げるか」

から考える会社があります。

しかし、本来考える順番は逆です。

まず決めるべきなのは、

  • 誰のための商品なのか

  • どんな課題を解決するのか

  • 他社と何が違うのか

  • なぜ自社が選ばれるのか

これらが整理されて初めて、

価格に説得力が生まれます。


値上げできる会社は「選ばれる理由」が明確


価格を上げること自体は難しいことではありません。

難しいのは、

価格に納得してもらうことです。

そのためには、

「価格の説明」ではなく、

「価値の説明」が必要になります。

価格は結果であり、

その価格を支えているのは、

選ばれる理由です。


事業を見直すべきは「価格」ではなく「構造」


値上げできない会社は、

価格設定を見直そうとします。

しかし、本当に見直すべきなのは、

事業の構造です。

誰に、

何を、

どのような価値として提供するのか。

この構造が明確になれば、

価格だけで比較されることは少なくなります。


まとめ


値上げできない事業には、次のような共通点があります。

  • 他社との違いが伝わっていない

  • 商品や作業しか説明していない

  • 価格で比較される構造になっている

  • 選ばれる理由が整理されていない

価格競争から抜け出すために必要なのは、

価格を変えることではありません。

「なぜ選ばれるのか」を構造として設計すること。

それが、適正な価格で選ばれる事業への第一歩になります。


【ご相談について】


相続・家族信託・不動産・事業承継・共同事業など、関係者が複数いる案件では、

・誰が決めるのか

・誰が責任を負うのか

・お金はどこへ流れるのか

・出口はどうするのか

が整理されていないために、話が進まなくなることがあります。


当事務所では、契約書作成や手続の前に、案件全体の構造を整理し、関係者間の意思決定を支援しています。


「何から整理すれば良いかわからない」

「話し合いがまとまらない」

「手続の前に方向性を整理したい」


そのような場合は、お気軽にご相談ください。


うるくす行政書士事務所

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 法務構造設計(行政書士)
  桺原 良太(YANAGIHARA RYOTA)
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