実家売却が進まない場合に、確認すべきこと。
- うるくす行政書士事務所
- 3 時間前
- 読了時間: 3分

この案件は、約3年間まとまっていませんでした。物件は、地方都市の土地。
ただ幸いなことに、
隣地所有者が買取りの意向を持っていました。
本来であれば、成立に向かう条件です。
それでも進まない。
これは価格の問題ではありません。
売主は高齢の母。
すでに施設に入居しています。
相談者は息子。
実際に動いているのは息子ですが、
決めるのは母です。
なぜ止まっていたのか
主に買主側の事情で進まない状況でした。
しかし、それだけではありません。
この案件では「今、決めなくてもいい状態」が続いていました。
⚪︎買う意思はある
⚪︎条件も大きくズレていない
⚪︎ただ買主に急ぐ理由がない
決めないことが合理的な状態です。
人は、決めなくても困らない限り、決めません。
さらに
⚪︎建物を解体するか未確定
⚪︎費用が見えない
⚪︎やり取りがLINE中心
判断を先送りできる構造でした。
私がやったことはシンプルです。
決めない状態を続けられない構造に整えたことです。
■① 接触の整理
LINEでのやり取りではなく
直接面談する場を設けることを提案
重要な判断は、対面でしか進まないためです。
■② 判断の整理
⚪︎誰が決めるのか
⚪︎なぜ売るのか
⚪︎何を売るのか
⚪︎いつ決めるのか
⚪︎いくらなら納得するのか
判断基準を明確にした。
■③ 不確実性の除去
解体費用の見積取得を提案
⚪︎費用
⚪︎工期
迷いを数字に変えた。
解体費用の見積を取得したことで、
もう一つの変化が生まれました。
売主側の前提が明確になったことです。
建物をどうするかが曖昧なままでは、
相手も判断を先送りできます。
しかし
解体という選択肢が具体化すると、
取引の前提が固定されます。
⚪︎現状で売るのか
⚪︎解体して売るのか
どちらで進めるのかが明確になる。
その結果
相手もその前提で判断するしかない状態になります。前提が固定されたことで、先送りの余地がなくなりました。
■④ 実行の整備
⚪︎契約書案
⚪︎売却スキーム作成
⚪︎司法書士との整理
そのまま進められる状態にした。
結果
⚪︎3年間止まっていた話が動いた
⚪︎合意に至った
⚪︎売却代金などの売買条件も改善した
交渉ではなく、構造の変化です。
この案件で起きていたのは、
「決めない理由」が残っていた状態です。
そして
それを一つずつ消していっただけです。
以下に当てはまる場合
⚪︎買う意思はあるのに進まない
⚪︎判断基準が曖昧
⚪︎不確実な要素が残っている
⚪︎接触が断片的
⚠️その案件は止まります。
人は納得で動くのではなく、
決めない理由がなくなった時に動く
この状態で進めると、
時間と費用だけが増えていきます。
【ご相談について】
相続・家族信託・不動産・事業承継・共同事業など、関係者が複数いる案件では、
・誰が決めるのか
・誰が責任を負うのか
・お金はどこへ流れるのか
・出口はどうするのか
が整理されていないために、話が進まなくなることがあります。
当事務所では、契約書作成や手続の前に、案件全体の構造を整理し、関係者間の意思決定を支援しています。
「何から整理すれば良いかわからない」
「話し合いがまとまらない」
「手続の前に方向性を整理したい」
そのような場合は、お気軽にご相談ください。
うるくす行政書士事務所
ホームページ/お問い合わせフォーム




コメント